こんにちは、HIROROです。
今回は岡田茂吉文庫65弾としまして、
神慈秀明会編集室編の『光を仰いで』を紹介します。
本書は神慈秀明会・会主の小山美秀子氏(1910~2003年)が昇天して一年後に刊行されました。
副題は「神慈秀明会初代会主・小山美秀子師をお偲びして」です。
内容につきましては、200人以上の信徒や教団職員が小山美秀子氏への思い出を寄せています。
HIRORO的に注目しましたのは、『美術商が語る思い出の数寄者』でも紹介しました美術商の田中昭光氏だけでなく、
武者小路千家家元(十四代不徹斎宗守)が「和敬の具現者ー会主様を偲びてー」と寄稿していまして、
中でも、武者小路千家十二代愈好斎が亡くなる前に岡田茂吉の代理で小山美秀子氏が浄霊を行っていたこと、
秀明アカデミーの茶道教室は家元教授の芳野宗春氏が対応していたことなどは初めて知りました。
会主様は、明主様のご信頼厚く、また茶の湯にしかも私どもの流儀のそれにご堪能の御由もあって、
その稽古の折にご同席も多く、自然、愈好斎とも昵懇の間柄になられたとの由でした。
その愈好斎が昭和二十七年に死の床に就いた折には明主様の特命を受けられ、
度々その枕元に参ぜられ、明主様御代理として祖父に手厚いご浄霊を賜りましたことは、
先頃逝去致しました老母より度々聞かされておりました。(中略)
また会主様の茶の湯のお稽古に参じ、後に秀明アカデミーの茶道教室を総監しておりました
私どもの流儀の大幹部でありました故芳野有俊家元教授(只今はその後嗣の私の弟子で
あります芳野眞一家元教授がその地位にあります)よりも度々お話を承り、ご尊敬申し上げておりました。
まだまだ知らないことが多いなあと感じたHIROROでした。
①タイトル
『光を仰いで』
②著者・編者
神慈秀明会編集室
③出版社
豊和商事
④出版年月
2004年11月
⑤サイズ
A5版
⑥頁数
434頁
⑦目次
慈母を慕いて 会長 小山弘子
鋭い美意識をもった霊の人 梅原猛
I・M・ペイ氏、小山弘子会長 対談
会主様をお偲びして
秀明教会時代
離脱
お祈り(御祈願書)
奇跡、奇瑞(お身魂、浄霊)
ご指導(お言葉)
お人柄(お姿、お優しさ、慈悲心、謙虚さ)
美・芸術
奉仕を通して
思い出
イラスト:きーろ様(Twitter*@ki_ro_iroiro)
コメント