こんにちは、HIROROです。
今回は岡田茂吉文庫の第32弾としまして、
岡田よし『歌集 真珠玉』の紹介を行います。
ちなみに「真珠玉」は「またま」と読みまして、
岡田よしの尊称「天津真玉善美命(あまつまたまよしみのみこと)」からとったものだそうです。
本書は二代教主・岡田よしの十年祭を記念して刊行された歌集でして、
岡田よしが詠んだ約800首の歌が収録されています。
HIROROは和歌に疎いため歌の内容につきましてはコメントできませんが、
どちらかと言えば本書に文を寄せている人物の方に興味があります。
「はじめに」は歌人として著名な五島美代子氏、
「刊行によせて」は東京帝国大学卒の仏教学者・増谷文雄氏、
「二代様を思う」は千宗守氏(※愈好斎ではなく有隣斎)、
「後記」には本書全体のお目通しも行った歌人・水町京子氏、
と重厚な布陣で固められています。
岡田よしの人脈の広さを感じさせられますね。
さいごにHIROROが好きだと感じた三首をあげさせていただきます。
静かなる若葉の丘に包まれて夢さめやらぬ暁の里
照る月の下びにいらか輝きて家並静けく眠る真夜中
見渡せば山野淋しく氷雨して木立の影はおぼろなりけり
①タイトル
『歌集 真珠玉』
②著者・編者
岡田よし
③出版社
熱海商事
④出版年月
1972年7月
⑤サイズ
A5判
⑥頁数
303頁
⑦目次
はじめに 五島美代子
昭和二年
昭和三年
昭和四年
昭和五年
昭和六年
昭和七年
昭和八年
昭和九年
昭和十年
昭和三十年~昭和三十七年
刊行によせて 増谷文雄
二代様を思う 千宗守
後記 水町京子
イラスト:きーろ様(Twitter*@ki_ro_iroiro)
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