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川合輝明『天命に生きる』(@岡田茂吉文庫)

岡田茂吉文庫
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こんにちは、HIROROです。
今回は岡田茂吉文庫の第三段としまして、
川合輝明『天命に生きる』の解説を行います。
(目次が少ないのでほっとしました・笑)

本書の特徴としましては、海外向けの需要を意識しまして、
見開きの状態で、左側が日本語、右側が英語で同内容が記されています

筆者の川合輝明氏は大正14年(1925年)生まれ、
結核を患うも浄霊により治癒したことをきっかけに入信、
世界救世教の管長(総長)など要職を歴任し、
教団の一元化の達成の他、MOAインターナショナルの設立に
尽力するなど、同教団の中興の祖として知られています。

本書は宗教としての世界救世教についてではなく、
非宗教のMOA活動に軸を置いた内容となっています。
第3章の栗田勇氏との対談は、前回解説しました
栗田勇『岡田茂吉の世界』の発行(本書の前年の1990年)を受け、
同書を振り返りながら岡田茂吉について語り合う内容となっています。

川合氏は教団の一元化を推進したため分派教団からの評判はすこぶる悪く、
またその後の教団内紛時には再建派(現・東方之光)の筆頭であったため、
東方之光以外の被包括法人からの評価もイマイチですが、
とても優秀で強いリーダーシップを持っていらっしゃったようです。
(今回の記事には載せませんが本書掲載写真のご尊顔を拝する限り、穏やかな笑顔で柔和な印象です)

①タイトル
『天命に生きる』
(『Journey To The Mission』)

②著者・編者
川合輝明

③出版社
エムオーエー商事

④出版年月
1991年6月

⑤サイズ
四六版

⑥頁数
223頁

⑦目次
序にかえて
第1章 人生
 MOAについて
 感ずるままに
 環境保全に熱意を注がれるタイ国プーミポン国王
 インタビュー
  川合MOA会長とピルキントン英国MOA会長に聞く
第2章 MOA運動
 戦火の国イスラエルで有機農業化が進んでいた
 「美術品でも銘品は人を選ぶ」小林秀雄氏 熱海最後の名言
 「戦後」がまだ続いている人々が、世界にはいる
 450年前に西洋医学伝えたポルトガル人の足跡究明を
 共感と相互理解あってこそ、所期の目的は達せられる
 文化の主軸は太平洋に ハワイ財団の活躍に期待
 絵筆持ち心象風景描く 素人の余技は楽しさ第一
 あのころ死は確実にすべての者の身近にあった
 花一輪めでる暇ないお方にこそ伝えたい「花心」
 土壌破壊と農薬禍の果てに 現代農業の選ぶべき道は
 外国人の過程に招かれる こうなれば人間関係は本物
 「近頃の若者」とゆめ申すまじ 育てたのは我々の世代
 地球環境の浄化と保全こそ子孫に追うべき責務である
 地球環境の保全を進めるには、明確な哲学をもたねばならない
 講演 農業の明日を拓く岡田師の自然観
第3章 岡田茂吉思想
 対談 詩人・思想家 栗田勇氏

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