こんにちは、HIROROです。
今回ですが、岡田茂吉文庫の第43回目としまして、
MOA研究所『明主様と神人合一』を取り上げたいと思います。
本書はメシアニカゼネラル(現・エムオーエー商事)から1982年に発行されました。
A5判で54頁の小冊子でして、MOA研究所が編集したものです。
このMOA研究所は1982年3月3日に設立されたとMOAインターナショナルのHPに記されていまして、
その後も数冊の書籍を刊行していますが、現在は存在が確認できず詳細は不詳です。
岡田茂吉文庫では内部資料・研修資料的なものは取り上げない方針でしたが、
先日MOAの歴史についてご質問を頂きましたので、
その足掛かりとするために取り上げてみました。
本書の全般的な内容は目次を見て頂ければある程度推測されると思いますが、
とくにMOAの発足に関し、重要な記述が確認されましたので次に引用します。
昭和五五年の立春、御生誕百年に向かう新しい体制づくりが成り、
教団人と心ある識者が一体となって成し得る体制が整えられた中で、
アメリカ巡教を起点に、首都ワシントンに設立されたMOAが先駆となり、
世界の各地に発足していったMOAの活動は、今日叫ばれている
超宗教的な活動の道を切り開くものでありました。
(本書38頁より引用)
MOAインターナショナルのHPにも、1980年7月22日に「MOA発足(アメリカ・ワシントン)」とあり、
1980年(昭和55年)がMOAが誕生したと考えて間違いないようです。
本書のあとがきには、川合輝明MOA会長の挨拶を編集した旨の記載があり、
本書の発行責任者にも川合輝明氏の名が記されています。
また別の機会に「MOAの歴史」といったテーマで投稿したいと思いますが、
この1980年を起点に、救世熱海美術館→MOA美術館(1982年)、
(財)東明美術保存会→(財)エム・オー・エー美術・文化財団(1982年)、
メシアニカゼネラル→エム・オー・エー商事(1982年)など、
「MOA」への名称統一の動きがみられるのも大変興味深いです。
(三代教主の御歌にも「MOA」が入っていました)
①タイトル
『明主様と神人合一』
②著者・編者
MOA研究所
③出版社
メシアニカゼネラル
④出版年月
1982年6月
⑤サイズ
A5判
⑥頁数
54頁
⑦目次
「明主様と神人合一」発刊にあたって
一、神人合一を明主様に求めるにあたって
(一)瑞雲郷(地上天国の雛型)完成の意味するもの
(二)今こそ明主様のご神格を見つめる時
(三)宗教を超えた神力顕現への道
二、明主様のご生涯と教団の歩みに学ぶ
(一)ご一生を受け止めさせていただく基本姿勢
(二)宗教の世界に入られてから神示まで(大正九年~昭和元年)
(三)神示から立教まで(昭和元年~一〇年)
(四)立教から終戦まで(昭和一〇年~二〇年)
(五)終戦からご昇天まで(昭和二〇年~三〇年)
(六)ご昇天後の神界からのお働き(昭和三〇年~現在)
三、日常生活の中に求める明主様のご神格
(一)ご神格の受け止め方
(二)信徒の明主様から世界人類の明主様へ
(三)明主様の偉大なみ光をいただく道
あとがき
イラスト:きーろ様(Twitter*@ki_ro_iroiro)
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