こんにちは、HIROROです。
今回ですが岡田茂吉文庫の第76回目としまして、
敦澤晃『私の見た世界救世教暗闘史』を取り上げさせていただきます。
本書は著者の敦澤様から頂戴しました。感謝申し上げます。
内容はかなり衝撃的なものでして、ネタバレを避けるため多くは言及しませんが、
教団の裏面を知る貴重な一冊ではないかと思われます。
筆者の敦澤様は救世学院5期生で、専従者(教団スタッフ)を長年勤めた後、
平成29年(2017年)に再生教護の会を立ち上げました。
専従者としての経歴はやや異質で、10年ほどは布教所などの現場を担当も、
左翼の篠田邦雄の機関に出向したり、警備会社(教団の関連会社)に出向したりしています。
なお、本書では1980年代の教団紛争から最近の教主問題まで触れられていますが、
四代教主に問題が無かったわけではないが教主を追い出した東方之光はけしからん、
という立場で記されています。
さて、HIRORO的に一番気になったポイントは、平成元年(1989年)に三代教主が職務を復帰する際、
親教主の新生派(後のいづのめ教団)ではなく、再建派(後の東方之光)を選択したのは、
再建派が篠田邦雄を通じて内々の問題を解決したのでは、という説を唱えている点です。
この点については、史資料が残っているわけではないので、立証のしようもないですが、
大変興味深い説となっていますので、是非とも本書を購入して読んでみてください!
(税込1,100円とビックリするほどお安いです)
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①タイトル
『私の見た世界救世教暗闘史』
②著者・編者
敦澤晃
③出版社
宗教問題
④出版年月
2025年10月
⑤サイズ
四六判
⑥頁数
175頁
⑦目次
誠
はじめに
第一章 岡田茂吉師と世界救世教
第二章 紛争の始まりとその展開
第三章 わが専従者人生
第四章 謀略の渦のなかで
第五章 教団復活への道
おわりに
イラスト:きーろ様(Twitter*@ki_ro_iroiro)



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