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山岡荘八監修・現代宗教研究所編『現代の宗教 救世主教』(@岡田茂吉文庫)

岡田茂吉文庫
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こんにちは、HIROROです。

岡田茂吉文庫の第62回目は『現代の宗教 救世主教』を取り上げます。

元々気になっていた本でしたが、たまたま図書館で見つけたため、
今回とりあげさせていただきました。

今から六十年近く前の本ですが、救世主教のことが詳しく書かれています。
監修者の山岡荘八は歴史小説『徳川家康』で有名な方でして、
また書中に登場する笠原一男は歴史学者で東京大学の文学博士と、
重厚な布陣で著されています。

当時開催されていた定例理事会に同席して取材するなど大変興味深い内容で、
刊行された時には、開祖の牧喜之助(元・応神教会長)や初代管長の尾崎菊男(元・南光教会長)、
また二代管長の牧秀雄(元・如意輪教会長)は亡くなっていましたが、
牧喜之助の甥にあたる長江直三が「教主をも兼任しているので、正確には第二代教主であり、
第三代管長」であったことが記されていました。
(なお、小鱗松雄(元・帰一教会長)は管理部長として教団を支える)

後半は「おかげ話」中心となりますが、当時の教団を知る重要な本ですので、
なかなか入手性は悪いですが見かけられたら是非とも読んでみて下さい。

①タイトル
『現代の宗教 救世主教』

②著者・編者
山岡荘八監修・現代宗教研究所編

③出版社
フェイス出版

④出版年月
1967年3月

⑤サイズ
新書版

⑥頁数
217頁

⑦目次
監修者のことば(山岡荘八)
救世主教にのぞむ(笠原一男)
第Ⅰ部
 別府・陽春台にひらく理想郷
第Ⅱ部
 救世主教の教え
 期待される宗教像(対談)
  長江直三・笠原一男
 調和ある発展をめざして(座談会)
  長江直三・小鱗松雄・尾崎和三郎
  黒木勝・鈴木三夫・富田孝雄
  平川和生・牧しげる・宮口孫蔵
 開祖夫人安栄刀自を囲んで(座談会)
  安栄刀自・長江直三・牧しげる
第Ⅲ部
 幸せってなんだろうナ…金田喜代
 心の持ち方…樋口国夫
 神意を中心に私が得たもの…橋本たね
 感謝の誠を捧げる…音野彦五郎
 ここにも生きた神仰が…中川路千鶴子
 神仰の喜びが生活に勇気を…川野隆雄
 幸せについて…小島長年
 神様に対する素直さで…沢牟田トクエ
 光陰矢の如し…境山カツエ
 苦にうちかつ力を…小坂隆子
 「なりゆき」から得たもの…小嶋悠紀子
 神仰家庭の綾部さん一家
 元気をとり戻した野田さん
付録
 歴代管長の横顔
 教団理事者
 救世主教刊行物
 救世主教支部・教会一覧表

イラスト:きーろ様(Twitter*@ki_ro_iroiro)

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