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渡辺勝市『明主様の夢にかなうべく』(@岡田茂吉文庫)

岡田茂吉文庫
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こんにちは、HIROROです。

今回は岡田茂吉文庫の第53回目としまして、
渡辺勝市『明主様の夢にかなうべく』を紹介します。

渡辺勝市氏は岡田茂吉の高弟の一人でして、
本書以外にも『石ころ人生』や『つちかいの道』全三巻など多くの著書を遺しています。

ヤフオクの過去ログでは『明主様の御心に近づこう 砕心』という本も見られ、
「耕福塾 渡辺勝市」の署名がなされています。
気になって調べましたところ、「耕福塾」は現在HITしませんが、
耕福農園がグーグルマップで見つかりました。

話が逸れてしましましたので本書に戻しますと、本書は渡辺氏が84歳の時に記した本でして、
「はじめに」で述べられています通り、全体的に浄霊に関する内容が多くなっています。

 明主様は「私の使命は、浄霊に始まって浄霊に終わる」といわれております。
 私は浄霊の奥義を極めるべく、この四十年余努力を重ねてまいりました。
 浄霊の奥義を極めるべく努力することが、人間として生れた私たちの使命であると思います。
 そこに神の智恵ともいうべき叡知が、無限に授けられると私は確信しております。
 (本書冒頭部はじめにより引用)

内容につきましては目次を参考にしていただき、
是非とも実際に読んでいただきたいのですが、
気になりました最終章の「脱落していった人たち」のみ
概要をまとめてご紹介しておきます。

・G君(おそらく救世神教を開いた後藤英男氏の兄・後藤光昭氏)は肺浸潤におかされていた
・薬をやめて浄霊をいただくと肺浸潤は全快した
・G君は特攻隊に志願したいといったが渡辺氏が説得し専従の道を選んだ
・尾張地方の布教で目覚ましい活躍を見せたが慢心がみられたため信州布教に就かせた
・信州布教でも実績を上げたが昭和24年(実際は昭和25年)に急死した
・G君の弟(後藤英男氏)も三重布教で活躍するも慢心が見られたため指導した
・その後改善されたが本部の執行部に対する不満をぶちまけて脱会した
・G君はG君なりに、弟は弟なりにそのときどきにおけるお道の御用を果たしはしたのだと
 感慨にとらわれずにはいられない、と同時に私(渡辺氏)の力不足であったことを神様にお詫びする

以前取り上げました『谷元先生 求道と伝道のご生涯』上巻下巻には
記載されていないエピソードですので大変興味深いです。

①タイトル
『明主様の夢にかなうべく』

②著者・編者
渡辺勝市

③出版社
世界救世教

④出版年月
1988年5月

⑤サイズ
四六判

⑥頁数
283頁

⑦目次
はじめに
第Ⅰ部 明主様の夢にかなうべく
 世界布教にむけての諸課題
  神の心
  神心を覚醒させる決め手ーご浄霊ー
  自然農法の開発と普及
  世界にむかって教団の歩む道
 明主様の夢にかなうべく
  戦争よりも恐ろしい暴力
  自然治癒力を信じる
  何をなすべきか
 浄化の原因を見極める
  浄霊の心掛け
  原因究明の目を確かに
  平均浄化とは何か
 神心と自然農法
  土の尊さ
  汚されていく土地
  汚されていく食品
  食べることの意味
  神心を活かす
  神心を生む教育
 地上天国の美術館
  地上天国の雛型
  明主様の御真情
 若者よ中南米布教をめざせ
  ブラジル布教の現況
  ブエノス・アイレスの熱い手
  若者よ中南米布教をめざせ
 救世青年に訴える”言葉の重要性”
  誠実さは言葉を超える
  挨拶の言葉から
 信仰二世育成について
  信仰二世と社会環境
  信仰二世に組織的支援を
第Ⅱ部 私の救世教史のある断面
 幻の名古屋別院
  明主様のお言葉
  明主様の中京教会ご到着
  天地自然の順序
 私の恩人
  信仰以前の大沼光彦氏との交際
  終戦前後のこと
  大成教会と大沼氏
 飛騨時を旅して
  信徒とともに飛騨へ
  信徒たちの歓待
  一路、八丁平へ
  悠久の自然のなかでの夢
 理想世界の夢物語
  明主様の予言
  私の水晶世界
  火の洗礼に備えて
第Ⅲ部 家庭教師と信仰
 家庭での礼節
 父権の喪失
 信仰のあり方、父権のあり方
 子のエゴ・親のエゴ
 生みの親を憎む因縁
 女性には三従の教え
 『つちかいの道』の効用
第Ⅳ部 浄霊の実際と信仰
 祖霊の訴えと生まれ変わり
 精神異常者を立ち直らせる
 三人の結核患者
 H氏のこと
 N家の因縁
 脱落していった人たち

イラスト:きーろ様(Twitter*@ki_ro_iroiro)

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