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世界救世教(東方之光)とMOAの違い・続編

論考
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こんにちは、HIROROです。

以前、「世界救世教とMOAの違い」という記事を投稿しまして、
いまだに閲覧数が伸び続ける人気記事となっていますが、
このたび内部研修資料「東方之光とMOA Q&A(1)」という資料を入手しましたので、
こちらを紹介しつつ、前回の記事の補足を行いたいと思います。

①前回の振り返り
詳細は前回記事をご参照頂ければと思いますが、
世界救世教(東方之光)とMOA(MOAインターナショナル)の違いは次の3点です。

1.法人格の違い
2.「浄霊」と「岡田式浄化療法」の表記の違い
3.信仰対象の違い

前回の比較表に創立年を追加しまして再掲します。

なお、MOAの創立につきましては以下の説明が分かりやすいです。

 アメリカのメンバーの「改宗することなく明主様のみ光を求めていきたい」という声に、
 まさに明主様が進めようとされているご経綸を感じ取らせていただき、昭和55年
 信者のためだけの明主様という枠に閉じ込もるのではなく、信者、未信者の次元にこだわらない、
 宗教はもとより、国や文化を超えた超宗教的救いの道を開き、明主様を広く世界に
 ご顕揚申し上げようと、MOAがワシントンD.C.に誕生しました。
 (「東方之光とMOA Q&A(1)」7ページより引用)

②内部研修資料「東方之光とMOA Q&A(1)」の内容
こちらは2004年に東方之光とMOAインターナショナルの連名で編集発行された小冊子です。
A5判・全51ページからなり、9つのQ(質問)に対し、関連するみ教えを紹介しつつ回答する形式がとられています。
(1)とありますが、(2)以降は未確認です。ちなみに9つの質問は以下の通りです。

Q1 どうして今MOAを法人化する必要があるのでしょうか?
  東方之光だけで行くという選択もあると思いますし、
  もう少し慎重に行くべきではないのでしょうか。

Q2 東方之光だけでは進まないということが分かりましたが、
  そのことについて、明主様はみ教えでどのように述べられているのでしょうか?

Q3 宗教法人東方之光だけでは、救いに与る人が限定されてしまうということがよく分かりました。
  しかし、どうして明主様は宗教法人を作られたのかという思いもいたしました。
  そこについてもう少し詳しく知りたいのですが。

Q4 明主様が、時代の制約の中で、いろいろとご苦労されながらも、
  何とか本来の活動を展開されようとしておられたということを理解させていただきました。
  では、そのような明主様のみ心を実現するべく生まれたMOAと東方之光は、
  どこに向かおうとするのか、もう少し詳しく教えて下さい。

Q5 明主様の進めようとされている方向は分かりました。
  では、MOAとして社会に出ていく上で、実際にどういうことに
  気を付けて取り組んでいけばよいのでしょうか。

Q6 「MOAも宗教ではないですか」と質問されることがありますが、
  そのような時、東方之光との違いをどう説明すればよいでしょうか。

Q7 ではMOA会員から東方之光への入会をどう考えればよいでしょうか。

Q8 「MOAロケット」に対する粗相については、私ども東方之光会員としては、
  重大に考えていますが、どのように考えれば良いでしょうか。

Q9 MOA活動も大事ですが、東方之光の会員として明主様に求め、
  向上していくことも大切ではありませんか。
  また体制としては、今までMOA活動に参加をしていただくために
  いろいろと工夫をしてきたことを仕組みとして決められていけば良くなると思います。
  そのようなことを活用しながら、MOA会員の方と共に活動をする上で
  どういうことに心がければよいでしょうか。
  また、進めるにおいては、地域の現場から「社会性をもってちゃんと切り換えられるだろうか」
  と思う点もありますが、一人ひとりが東方之光とMOAの関係をみ教えで整理し、
  学びを深めていかなければならないとヒシヒシと感じました。

③世界救世教(東方之光)とMOAの違いの深掘り
みなさまが特に気になるであろう上記Q6・Q7の回答を一部抜粋します。

 東方之光は、明主様のご神格を、主神と一体となって神幽現三界の経綸を進められる「救世主」と信じ、
 明主様に求めつつ救済と建設のご経綸に神業奉仕させていただこうとするものです。
 一方MOAは、「あまねく世界に」「あまねく全人類に」という想いを受けて、
 できるだけ門戸を広げ、心身共に健康になっていただき幸福になっていただくことを目指しており、
 宗教にこだわらず、広く活動を進めるものです。
 (中略)
 また、「MOAロケット」授与についても、これまでは、岡田茂吉式浄化療法を実践したいと願う人に対して、
 宗教法人への入会という形しかお勧めすることができませんでしたが、MOAの法人化によって、
 「浄霊の恩恵を与れない」多くの人々に門戸を開くため、宗教の枠にとらわれることなく、
 MOAへの入会ということで実践できる道が開かれました。 
 (「東方之光とMOA Q&A(1)」35~37ページより引用)

 MOAの法人化によって、東方之光への入会とMOAへの入会の二つの道が開かれたわけですが、
 まず確認させていただきたいのは、東方之光への直接的な入会もこれまで通り勧めていくということです。
 (中略)
 体験を積み重ねる中で、個々に現れて来る事象に対する本人の思いを聞かせていただきながら、
 MOA、東方之光のどちらを勧めるかを判断し、本人の意思を確認してください。
 その場合、スタッフと共有しながらよく状況を捉えていただき、決して無理強いすることなく、
 「神様はうまくやります」と明主様が説かれているように、人には神様や先祖が働くということがありますから、
 神様や先祖が働いていることが分かる人や、働いていることを感じる人には、東方之光への入会を
 お勧めすることがよいでしょう。
 (「東方之光とMOA Q&A(1)」39ページより引用)

④その他
これで、ネット上でよく見かけられる「MOAは宗教に違いない!」という誤解が解けるかと思います。
ちなみに「無理強いすることなく」という点に関しましては、東方之光の感謝祭などでも
東方之光の幹部の方がたびたび発言されているのをHIROROも聞いていますので特に注意しているようです。
また個人的には、たとえば児童作品展も宗教法人主催であれば忌避反応が出たかもしれませんが、
MOA美術館が行うことで市民権を得やすかったのではないかと思われますので、
MOAの設立・一般社団法人化は非常に意義深いものだったと感じています。

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