こんにちは、HIROROです。
今回は岡田茂吉文庫の第74回目としまして、
中村力『明主様に学ぶ 第一集 光ありて』を紹介します。
こちらは元総長の中村力氏の本でして、教団が三派に分裂して
もめている最中に護持派(後の主之光教団)から出されたものです。
本を出版した株式会社東光という会社が護持派系でして、
中村氏は当時東光の代表取締役会長という役職でした。
中村氏に関しては以前『明日は何かを変えてみよう』を紹介しましたが、
本書も中村氏の知識と経験が詰まった一冊となっています。
信徒の奇跡体験の事例や他宗教のエピソードなども交えながら、
自身の布教経験も加えた内容となっていまして、信徒向けの本のため
もちろん宗教色はありますが、教養書・道徳書としても読めると思います。
目次は下記の通りですが、特にHIRORO的に気になった一節を紹介します。
救世教の信仰は「私」とか、「自分」を中心にはしない。
「他人のために尽くす」「悩み苦しんでいる人々を救わせていただく」、
つまり利他愛善の心が「主人公」になる生活である。
そうした意味でも、明主様の御教えがどれだけ血肉化しているか、
どれだけ信仰が生活の中に溶け込んでいるか、ということが問われてくる。
御教えについても同じことが言える。御教えを、学問的に分析して
知的な遊戯にひたっているのも、ファン的信仰のレベルであり、趣味の段階である。
私達にとって大切なのは、御教えをいかに自分の身につけるか、
魂に吸収させていただくかということである。(本書207ページより)
耳が痛いので気を付けたいと思います・・・^^;
①タイトル
『明主様に学ぶ 第一集 光ありて』
②著者・編者
中村力
③出版社
東光
④出版年月
1994年8月
⑤サイズ
四六判
⑥頁数
239頁
⑦目次
第一章 光ありて
黎明に見た「天啓」の光ー若き日の思い出
胸に満ちてきた希望と喜び
神を見せる宗教
「救い」の中で、魂が感知する神の存在
「てのひら」の不思議な力
体験の中にひそむ神のメッセージ
あなたが神を感じるとき
因縁ならば、ご飯が甘酒に化けてでもでる
第二章 光の中を豊かに生きる
人は何によって輝くのか
ネズミとカルガモの教訓
知識は誇り、智恵はたたずむ
『生き神製造業者』
愛のエネルギーは無限
主人公の愛が光の友を呼ぶ
老夫婦の心を百八十度変えた「和顔愛語」
手をかざすべきか、かざさざるべきか
目の前の乗客が突然喀血
千手観音の一本の手の働き
『神様がわかったとて、人を救えるか』
まず、だまって浄霊を
「後世への最大遺物」とは
苦しみを見ると居ても立ってもおれない
「我が顔を見よ」
谷間に咲く一輪の百合のように
時代が求める相互律の信仰
独自の色を活かす
一人が万人のために、万人が一人のために
主体性のない「命令受領者」
悪魔でも身勝手に聖書を利用する
知恵=(覚えた量+忘れた量)×(その人の固有の比例定数)
第三章 こころの畑を耕す
「道縁」の友を得る
人生の「関」を乗り越えるには
人生の関所を通過する手形
海老の脱皮と生命の再生
足らざるは、いつに強い決心
心のシワこそ恐れよ!
素地の心で交わる
自然の景物と美しき調和
私の見た私「第二の自分」
一夜を捨つるは、汝の命を減ずるなり
人間と動物の違いは「敬」の有無
宗教家臭くなく、いつも淡々と
説かれたとき、そでに実践
「百歳の富士」ー自己の未踏への挑戦
第四章 明主様への思いをこめて、ひたむきに
「請求書的祈り」と「領収書的祈り」
奇蹟の息吹きによって、眠れる魂を揺り動かす
月光菩薩の前で感動のひらめき
「拝まない者もおがまれている」
心の土壌によき種子を
誰もがいつでもできる「和顔悦色施」
ぼんやり生きていていないか
「汝の根に注意を集めよ」
「心の食べ物」を一日も欠かさず
見えるものは見えないものにさわっている
第五章 立教の原点から出発
百五十人からの出発
「闇の世界」を打ち消す「観音の光」
具現者、実践者としての明主様
真の救いとは、永遠に、魂を救うことである
「超宗教」と「神と人との関り」とは
人との関わりの中に神の声を聞く
疑っても信じなくてもよい
第六章 人生の「肯定道」を歩む
真の豊かさとは?
巨大なもの崇拝
霊魂の光で輝く宗教施設
内容こそ問われる信仰
「人生、一寸先は明るい」
「人生に『イエス』と言おう」
利己主義的な人生否定派の人
円形脱毛症は頭にできた胃潰瘍
怒りや敵意、不信感が病気をつくる
「われよし」の人は、免疫グロブリンが減少
「壁を蹴飛ばして棚のボタモチを落とせ」
人を救わなくちゃ、生きている価値はない
論議の前に毒矢を抜く
蛙が一番浄まっている?
利他愛善の心を「主人公」に
御教えを敬って棚に上げていけば・・・
自らのためにある御教え
耳の底に留まっているか
ただ生きている虫けら?
第七章 「聖なるもの」の護持
明主様を信ずる者の実践徳目
生活行の実践で鍛える精神のバネ
吐く息、吸う息に、明主様が息づかれる
先見性、普遍性、合理性に貫かれる御教え
自分自身の人生を、そのまま聖なる生涯に
肝心な「させていただく」決心
宗教性を濃密にし、信仰に活力を
イラスト:きーろ様(Twitter*@ki_ro_iroiro)
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