分派教団シリーズ⑲(教団紹介：聖観音教会)

分派教団

2022.08.192023.10.17

こんにちは、HIROROです。

今回は分派教団シリーズの第19弾としまして、
聖観音教会さまを取り上げたいと思います。

同教団は一元化の際の「6教会」の一つ、「大栄教会」が元となっています。
以前、中島多加仁氏の著書『超宗教』の解説でも少し取り上げましたが、
大栄教会としての二代会長であった中島三千彦氏が独立し(初代としてカウント)、
同教団としての二代目は中島多加仁氏となりますが、詳細は不明ながら2000年前後に
教団活動は休止となったようで、現在の状況は不明です。

教団本部があった一宮(愛知県)の場所には、現在老人ホームが建てられていまして、
運営は聖観音教会さまのため、法人としては継続しているようです。

中島三千彦氏はMC救世神教に出向(≒修業)していたこともあったそうで、
信徒の皆さまは教団活動の終息に伴い、MC救世神教に籍を移したのか、
あるいは世界救世教など別教団に行ったのか、はたまた信仰を止めたのか、
HIRORO的には気になりますが情報不足過ぎて調べきれませんでした。
(東方之光の方に聞きましたが受け入れた記憶はないとのこと…)
何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非ともご教示ください。

(1)教団名称・法人番号
聖観音教会：4180005009940

(2)教団名称変遷
五六七大栄会(1973年～1996年)
↓
ジェイヒーリング・エンタープライズ(1997年～2002年)
↓
聖観音教会(2003年～

(3)教団代表歴代
(初代)中島三千彦(1973年～1993年)
(2代)中島多加仁(1994年～

(4)教団本部・聖地
(不詳)

(5)経典
経典：※現在教団活動が確認できず不詳

(6)新聞/会報
新聞/会報：※現在教団活動が確認できず不詳

(7)美術施設
無し

(8)ホームページ
無し

【参考文献】
『新宗教事典』(弘文堂、1990年)
『新宗教教団・人物事典』(弘文堂、1996年)
『宗教年鑑』(文化庁、各年度)
拙稿「岡田茂吉没後の世界救世教と分派教団」(駒沢宗教学研究会『宗教学論集』第四十一輯)