こんにちは、HIROROです。
今回は岡田茂吉文庫の第29弾としまして、
森山実太郎『みあとしのびて』を紹介します。
本書は世界救世教の相談役を務めた森山実太郎氏が
「栄光」紙に1967年に連載した内容が収録されています。
1968年に初版本が発行され、岡田茂吉生誕百年(1982年)を前にして
1980年に再刊されました。
内容は岡田茂吉が巡教した各地区のエピソードが綴られていまして、
特に筆者の森山氏は関西地方の巡教時に案内役を務めたこともあり、
実際の思い出とともに記載された貴重なものとなっています。
(本書巻頭部より引用)
構成は以前紹介しました『明主様 古都美術探訪』とも類似していますが、
本書は岡田茂吉没後の教団の発展とともに
岡田茂吉を知らない信徒が増えたことを森山氏が憂慮し、
信徒の皆さんに生前の岡田茂吉に触れてほしいという思いで記されました。
こうした岡田茂吉在世時を知る教団幹部の著書は大変貴重ですので、
今後も岡田茂吉文庫にて積極的に取り上げていきたいと思います。
①タイトル
『みあとしのびて』
②著者・編者
森山実太郎
③出版社
メシアニカゼネラル
④出版年月
1980年10月(初版1968年4月)
⑤サイズ
B6判
⑥頁数
231頁
⑦目次
序文 「みあとしのびて」再刊に寄せて 世界救世教総長 川合輝明
法然院 関西ご巡教第一声
清凉寺 内臓をもつ仏像
嵐山 展けゆく平安郷
西芳寺 青苔に蔽われた庭
白鶴美術館 再度のご訪問
平安神宮 京都美術館の浮世絵展
法華寺 豊頬朱唇の観世音
春日大社 特異な社殿づくり
薬師寺 すばらしい白鳳の聖観音
唐招提寺 鑑真と不退転の勇猛心
法隆寺夢殿 救世観音にご感動
東大寺三月堂 執金剛神とその伝説
三千院 平家は哀し寂光院
広隆寺 国宝第一号の弥勒菩薩
東大寺戒壇院 気魄みなぎる四天王像
醍醐寺三宝院 秀吉の花見の庭
高山寺 鳥獣戯画のふるさと
上賀茂神社 ”羅生門”の話にご興味
新薬師寺 補修した仏像をご看破
光悦寺 琳派芸術の華ひらく
奈良公会堂 女人高野の室生へ
室生寺 小さく美しい五重塔
吉野神宮 関西ご巡教最後の地
延暦寺 琵琶湖畔の石山寺
瀬田唐橋 お出迎えはいつもここ
常陸五浦 岡倉天心の旧居
日光二荒山神社 戦場ガ原にご関心
赤坂日枝神社 六月十五日のゆかり
山形県小国の鉱山 二代様と赤芝峡
鹿島・香取神宮 意味深いご参拝
江の島弁財天 型で示された豪雨
秘境湯西川 病気知らずの菜食村
信濃善光寺 母堂のご郷里
浅草寺 読誦会のことなど
元伊勢神宮 神社神道発祥の地
伊勢神宮 霊界の神秘をご感得
あとがき
明主様の主なご旅行先地図・年表
イラスト:きーろ様(Twitter*@ki_ro_iroiro)
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