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岡田茂吉研究の過去・現在・未来

論考
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こんにちは、HIROROです。

今回ですが、先日(4/10)東方之光の感謝祭(@名古屋)にて、
私HIROROが表題の内容で報告させて頂きましたので、
その内容をアップさせて頂きます。
(※ニーズがあるのかは不明ですが…^^;)

感謝祭はYouTubeでも配信されまして、
その動画のHIRORO報告パート部分のみを頂きまして、
現在編集作業(切り貼り&テロップ)を行っています。
近日中にYouTube「岡田茂吉大学」にてアップさせて頂きますので、
こちらも合わせて宜しくお願いします。

4月度感謝祭、誠におめでとうございます。
本日は「岡田茂吉研究の過去・現在・未来」という題目で報告させて頂きます。

まず自己紹介ですが、私は本業は会社員ですが、
研究者という肩書もございまして、茶道史と岡田茂吉研究を行っています。
専門の茶道史の方では単著1冊、部分担当で2冊、計3冊の本を出版するなど業績がございます。

私は2013年に入信しましたので、こちらにいらっしゃる皆さまよりも信仰は浅いです。
入信当時、岡田茂吉とは?世界救世教とは?ということを調べようとしたのですが、
分かりやすく解説されたものがないことが悩みでした。
また茶道史の中の岡田茂吉は「美術品蒐集家」という位置づけでして、
先行研究もほとんどない状況でしたので調査を行いまして、
茶の湯文化学会の大会にて報告し、その内容を論文にまとめ「岡田茂吉と近代茶道」を発表しました。
また2017年12月はこちらのMOA名古屋会館30周年記念として「明主様と茶の湯」という題目で講演しました。

研究者という立場で岡田茂吉研究の問題点を挙げさせていただきますと、
「学術的な研究が停滞している」点、こちらはまた後程ふれさせていただきます、と
また皆さまも経験された方が多いかもしれませんが「インターネット上でネガティブな記事が多い」
ことが挙げられます。この対策としましては、
①正しく良質な学術研究論文を発表する必要がある、
②正しく良質な情報を広く発信する必要がある、と考えました。

まず2010年以降の岡田茂吉研究の状況ですが、
研究者がよく使うSiNiiというサイトで「岡田茂吉」「世界救世教」で検索しますと、
合計31件がHITしますが、こちらはかなり少ないです。
天理教、創価学会、幸福の科学などで検索しますと、この数倍から数十倍がHITします。

そこでこれらの問題に対して研究者という立場で何ができるかを考えましたところ、
学会や研究者向けの取り組みとして①学術誌に研究論文を投稿する、
また信者さん・メンバーさん・一般の方向けに②ブログorSNSなどで発信する、
この2つの取り組みを両輪として行うことが重要と考えました。

まず学術論文の投稿ですが、メンバーさんと話をしていて、
岡田茂吉没後の分派教団が分かりにくいというお声がありましたので、
そちらを纏めるために各教団にヒアリングしました。
また並行して投稿する学会をリサーチしまして、
駒沢宗教学研究会に入会し「岡田茂吉没後の世界救世教と分派教団」を投稿しました。
学識経験者の査読を経て、無事に先月(2022年3月)に刊行されました。

またブログ・SNS発信の検討につきましては、本当は動画の方が情報伝達力は高いのですが、
Google検索などでHITしやすいブログから始めることにしました。
また無料ブログでは検索してもHITしにくいなどサービスに制限があるため、
ここは敢えて有料ブログを選択し、イラストレーターの方に岡田茂吉のイラストを依頼しまして、
昨年12月23日にブログ「岡田茂吉大学」を開設しました。

ブログはこのような画面でして、学術論文にまでは至らない論考や、
岡田茂吉文庫と称して岡田茂吉に関する本の紹介を行っています。
こちらは世界救世教に限らず分派教団や一般的な出版社から出された本も一覧化しています。
また他の分派教団の皆様にも見て頂くため、分派教団や一元化についても取り扱っています。
現在、大変ありがたいことに月々数千PVを頂いていますが、
目標は高く10万PVを目指して取り組んでいます。

またブログだけでは中々見て頂けないので、各種SNSを活用しまして、PRしています。
現在Twitter・Instagram・Facebookの合計フォロワーは200人程度ですが、
こちらも目標は高く1万人を目指しています。

さいごにまとめに入らせて頂きます。
入信して9年が経過しまして、環境も大きくかわってまいりました。
新型コロナウイルスの流行など大変厳しい状況が続いていますが、
今一度、自分自身の信仰を振り返り、研究者という立場で何ができるかを考えました。
その結果、①学術誌に論文を発表する、②ブログ・SNSで発信するといった活動を行いました。
ここで私が好きな進化論のダーウィンの言葉を挙げさせていただきます。
「最も強い者が生き残るのではなく、
 最も賢い者が生き延びるのでもない。
 唯一、生き残るのは変化できる者である。」
この「変化できる者」というのはホントに良い言葉だと思います。
今回の感謝祭もこうしてインターネット・YouTubeで配信していますのも、
まさに変化そのものでして、とても大事なことだと思います。
私自身、厳しい環境の中でも信仰を継続できるよう微力を尽くしてまいります。
本日はありがとうございました。

イラスト:きーろ様(Twitter*@ki_ro_iroiro)

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