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岩松栄『魂の目覚め』(@岡田茂吉文庫)

岡田茂吉文庫
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こんにちは、HIROROです。

今回は岡田茂吉文庫の第35回目としまして、
岩松栄『魂の目覚め』の解説を行います。
(「魂」は「たま」と読むそうです)

岩松氏は1906年に千葉県で生まれまして、
1940年に世界救世教に入信しました。
その後、専従となり教団の要職を歴任し、
本書出版時の肩書は相談役となっています。

(本書巻頭部より引用)

渋井総斎氏に師事しましたので、渋井氏のことを「先生」、
岡田茂吉のことを「大先生」と本書では呼称
しています。

本書は岩松氏の入信以降40年の経験から、
様々な奇蹟を紹介する内容となっています。

特徴的なのは浄霊による奇蹟だけでなく、
「臍から煙が」の項では臍から霊魂が離脱する様子を見た話や、
また「非常に嬉しかった」の項では某支部長が橿原神宮の神霊の霊憑りとなった話など、
霊的・神憑り的なエピソードも取り扱っている点です。

岩松氏は岡田茂吉から大愛教会の教会名を頂き、
関西地区を中心に布教活動を行いまして、
相談役となった後、教団が三派分裂となった際には
新生派(いづのめ教団)を支持したため、
再建派(東方之光・MOA)からは以下のように批判されています。

 その一方で、「第二の創業」のための「教主の巡教」であると意義づけるため、
 渡辺勝市・岩松栄等の講演・発言によって、明主様と教主は同等・同格で
 あるかのように思わせていきました。特に、岩松栄は、神憑り的思いあがりからか、
 明主様がまったく説いていないことにまで言及したのです。

 (MOA研究所『明主様と正邪の戦い』(エムオーエー商事、1987年)、26頁より引用)

そのため岩松氏の著書は東方之光やMOAではあまり見かけません。
いづのめ教団さまでは今でも販売しているようですので、
ご興味がある方は購入してみてください。

①タイトル
『魂の目覚め』

②著者・編者
岩松栄

③出版社
メシアニカゼネラル

④出版年月
1982年12月

⑤サイズ
新書版

⑥頁数
322頁

⑦目次
ー序文ー「魂の目覚め」出版に寄せて 中村力
はしがき
奇縁、そして奇跡を
魂の目覚め
離別の危機
臍から煙が
おやッ 鯨幕が
鶯じゃあるまいし
浄められた後に
旦那の馬鹿野郎
四斗樽二、三杯の痰を
豚小屋の臭いが
手の挙がらん人は
先生と何をしてきた
膿から蛆が湧く
非常に嬉しかった
使徒であるが故の神秘
夢に導かれた教会
幕を切って落としたように
あれは潰瘍だったのか
疥癬三十五年
お前はここで蚯蚓になるんだ
曲の障碍
愛の行者たらん
病と借金
霊魂救われて
三猿主義の裏表
糞ったれ
毒をもって毒を制する
香いと臭い
生命と使命
苦楽は糾える縄の如し
あなたは天国人?
赤鉛筆の一本の線
光明神殿建設秘話
神秘に満ちた救世神業
天啓聖蹟碑 感懐
あとがき

イラスト:きーろ様(Twitter*@ki_ro_iroiro)

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