今回は岡田茂吉文庫の第一回目の解説を行いたいと思います。
目次の分量が多かったので所感を先に記載しまして、
その後に書誌情報という順番にしてみました。
ちょっと手探りですのでしばらくはバタバタするかもしれませんが、
徐々に慣れていくと思いますのでお付き合いください。
さて本書は岡田茂吉の高弟で東方之光相談役の小川栄太郎氏が
100歳の記念として平成25年(2013年)に出版された書籍です。
小川氏は大正2年(1913年)生まれで、鍼灸師として働く中で
岡田茂吉『明日の医術』に感銘を受け、昭和19年(1944年)に入信しました。
昭和24年(1949年)に新潟の光陽教会の会長に就任し、
岡田茂吉没後も教団に残り、教団の一元化を支えました。
本書の一番の魅力は岡田茂吉から直々に教えを受けた小川氏が
岡田茂吉とのエピソードを盛りだくさんに記しているところでしょう。
挿入される写真も岡田茂吉の書画や遺品など貴重なものばかりで見ごたえがあります。
その他、岡田茂吉没後に分派した教団から誘われたが断ったことなど、
裏話的な内容も含まれているため大変面白いです。
本書は書店などでは売られていませんが、東方之光の施設やMOAセンターで
所蔵されていましたら閲覧(もしくは購入)できるかもしれません。
①タイトル
『明日の医術に生きるー救世主・明主様に仕える幸せと感謝ー』
②著者・編者
小川栄太郎
③出版社
小川栄太郎先生百歳記念出版有志の会
④出版年月
2013年7月
⑤サイズ
A5判
⑥頁数
391頁
⑦目次
はじめに
第一章 人生ー献身の道
1 無信仰時代
(1)生い立ち
(2)仏壇を焼く
(3)結核ー自然療法と人の情けを知る
(4)学僕ー林院長の勧めで鍼灸の道へ
2 『明日の医術』との出会い
(1)『明日の医術』に感銘
(2)「入研」ーご治療の研究を決意
(3)記念すべき日ー昭和19年5月5日
(4)「入研」までの人生ー不運と幸運
3 大先生を信奉
(1)ご治療による奇蹟
(2)初めてのご面会ー健康できれいなお方
(3)食糧難の時にお米を奉仕
(4)『天恵無量』の1年
(5)大先生直接の報告指導
(6)天国建設の御用ー観山亭の建設とお米の奉仕
(7)神智と人智ー『2円にせよ』
(8)ご面会後に空襲に遭遇ー「大先生!」と祈る
(9)前橋空襲ー「爆弾よけの『光明』」の偉力
(10)奉仕と救いー治療所に行列ができる
(11)大先生のお言葉ー『11時に4人来る』
4 大先生のお力とご神格
(1)大先生直接のご治療ーない命を救われる
(2)毒素排せつの仕組みー膿が霊になって移動
(3)第二の誕生ー『神有物』と自覚
(4)神山荘「離れ」でのご治療
(5)罪の許し主ー『八衢へ上げてあげる』
(6)救世主のご神格ー『私はミロク』
5 光陽会と光陽教会
(1)大先生のご命名
(2)本部・支部の発会
(3)機関紙『光陽』の発刊
(4)浄化療法の恩恵
(5)最大の尊敬者に最大の言葉
(6)夜昼転換、大浄化時代の到来を説く
(7)浄化療法普及会に託す思いー井上さんの短歌と寄稿
(8)光陽教会の発会
(9)疥癬の浄化
(10)順序を正して発展
(11)大先生を囲んでの食事会
(12)「おひかり」の有る無し
(13)龍神を祀る
6 世界救世教
(1)開教
(2)ご法難
(3)箱根美術館開館・箱根神仙郷完成
7 メシヤ降誕
(1)奈良県公会堂でのご講話ー『私の代理』
(2)碧雲荘でのご面会ー『メシヤが生まれた』
(3)メシヤ降誕仮祝典ー明主様に祝詞を奏上
(4)明主様御降誕祭ーご降誕を祝う
8 明主様帰一の道
(1)水晶殿ご遷座ー資格三条件にかなう人材に
(2)ご昇天ー神界から進められる経綸
(3)歩むべき道ー『私の書いたものを読め!』
(4)神館の建設ー寄せられた奉仕の誠
(5)二代様の慈悲とお言葉
(6)父を迎えるー徳積みの証
(7)一元化ー昼の時代の在り方
(8)ご生誕百年祭を祝うーMOA美術館オープンと大仁農場・瑞泉郷の開所
(9)新しい医学の創成に向かう
第二章 見神・奉仕
1 最高のご神格
(1)明主様のご神格ー『エホバと同じ』
(2)エホバ直接と神の取次者
(3)強くなる明主様の光ー『霊界から働きます』
2 絶対力の発揮
(1)神智と神力
(2)明主様の神智ー神幽現、過現未の一切が分かる
(3)人類救済の第一条件ー病気に関する真理を明かす
(4)メシヤとして絶対力を発揮する場ー光明会館建設のみ心
(5)明主様の神力ー神力を顕す四つの手段
(6)御書の働きー大雪の年にいただいた『春光』
(7)御書の働きー「爆弾よけの『光明』」
(8)観音様の円光
(9)言霊の力ー『小川さんは死なせられない』
(10)意志想念で進められる神業
3 神幽現三界の救い主、類型のないお方
(1)罪の許し主
(2)命の主
(3)類型のないお方
4 地上天国、新文明世界の樹立
(1)明主様のご神業ー人類救済、地上天国建設、真文明創造
(2)唯心思想の鼓吹
(3)美しい人をつくり、美しい世界をつくる
(4)霊の曇りの発生と解消
(5)体内の入浴
5 万人の医療者づくり
(1)浄霊の経綸上の意義ー大非常時時代を乗り越える
(2)浄霊の経綸上の意義ー健康な人・家庭、病無き世界をつくる
(3)浄霊の経綸上の意義ー魂の改過遷善
(4)浄霊にかけられたみ心ー大愛心の発露
(5)浄化の現れ方
(6)伝染病、感染症の見方
6 救世主・明主様の代理たる万人の医療者を目指して
(1)神の代行者、メシヤの代理
(2)浄霊習得の二つのポイントーみ心とみ教えにかなう
(3)強い霊力をいただく
(4)浄霊の根源の力ー夜昼転換の推移と共に強くなるみ光
(5)積極的な浄霊が必要ー神仙郷完成後の経綸
(6)明主様の代理の資格を得る
(7)浄霊力をいただく想念ー救世の心
(8)浄霊力をいただく想念ー謙虚な心
(9)浄霊力をいただく想念ー気魄、気力
(10)多くの人に浄霊をする
(11)力を抜く
(12)深く浸透するように
(13)浄霊の施法ー明主様のご浄霊
(14)浄霊の施法ー腎臓部の重要性
(15)浄霊の施法ー肩の重要性
(16)自己浄霊のありがたさ
(17)憑霊への浄霊法
(18)医師と連携して浄霊
7 メシヤに仕える
(1)明主様へのご挨拶
(2)明主様への祈りと報告
(3)明主様に捧げる御礼
(4)ご面会ーご経綸に奉仕する基本
(5)奉仕の心ー想念の重要性
(6)頭の善し悪しについて
(7)人の眼は偽り得ても神の眼は偽り得ない
(8)奉仕は永遠の宝
(9)三つのお言葉
(10)奉仕と発展
(11)奇蹟と発展
(12)霊線を通して明主様の霊光をまくばる
(13)天恵無量
付録 光陽の心
(1)闇黒より光明へ
(2)御治療の道標
(3)年頭所感
(4)浄化作用について(前編)
(5)浄化作用について(後編)
(6)発熱とその処置
(7)なぜ病気になるのか
編者あとがき
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