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勝沼久子『あなたもつかめる絶対幸福 五六七の神向人生』(@岡田茂吉文庫)

岡田茂吉文庫
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こんにちは、HIROROです。

今回は岡田茂吉文庫の第25弾としまして、
勝沼久子『あなたもつかめる絶対幸福 五六七の神向人生』を紹介します。
なお、今回も世界救世教以外の教団の書籍でございます。

その前に、来月(2022年4月)から分派教団について順次取り上げていく予定ですが、
この勝沼久子氏が立ち上げた宗教法人・慈永堂につきましては
一部岡田茂吉の思想が見られるものの、他の分派教団とは明らかに性格が異なるため、
(本書の目次からもそのことが伺えるかと思われます)
他の分派教団と横並びでは取り扱わない予定です。

とはいえ、こうして書籍を発行されていますと研究する立場としてはありがたいため、
岡田茂吉文庫の中では「⑤その他書籍」として分類しました。

まず著者の勝沼久子氏ですが、1927年に農家で生まれ、
信州の農家に嫁ぎましたが、結婚後に心臓が悪くなり、
1969年3月6日に苦しくて立ち上げれなくなっていたところ、
たまたま訪問していた家の奥様が「栄光」紙を差し上げたところ、
不思議と体調がよくなったことを機に世界救世教に入信しました。
入信する日の早朝、夢の中で岡田茂吉と出会うという神秘体験を経て、
教団の中でも浄霊の力が強く信奉者が増えましたが、逆に嫉妬もされて孤立し、
結果的に1974年に離脱し、1975年3月に慈永堂を設立しました。

本書タイトルの様に五六七と書いて「みろく」と読むところや、
世界救世教における浄霊と類似した「お清霊(きよめ)」など、
岡田茂吉の思想を部分的に引き継いではいますが、
「太陽信仰」や「神向生活」といった概念は独自的です。

■お清霊(きよめ)について ※本書102~103頁より引用

■太陽信仰について

 五六七の太陽で世を救う大役を大神様からいただいた
 (本書216頁より引用)

■神向生活について

 常日頃から神様の深いご慈悲に感謝の念をささげ、
 神様のご意思にそった”神向生活”を送っていれば、
 人間は常に平和で豊かでいられるわけです。
 (本書67頁より引用)

目次のチェルノブイリ原発事故やエイズなどは書かれた時代を感じさせられます。
本書を含めまして勝沼久子氏の著書は古書でもなかなか入手できないですが、
見かけられましたら是非とも手に取って読んでみてください。

①タイトル
『あなたもつかめる絶対幸福 五六七の神向人生』

②著者・編者
勝沼久子

③出版社
コスモ・テン・パブリケーション

④出版年月
1988年6月

⑤サイズ
B6判

⑥頁数
222頁

⑦目次
まえがき
第一章 人生を不幸にする悪霊 エイズも実は霊的な病気です
 魔界から来た少女を恋した少年
 ”人間狩り”に狂奔する魔界族
 非業の最後をとげた死者の霊は今・・・
 あなたには高貴な方の生まれ変わりかもしれません
 戦後が終ってないことを証明した中国列車事故
 開発ラッシュが霊を怒らせた
 酒好きの霊が”アル中”の仕掛人
 がんはなぜ完治しないのでしょう
 エイズは霊的病気の一種です
 エイズは空気伝染します
 エイズのつぎはやはり恐しい「ウソウロウ」
 ”霊意識”のない人は時代遅れです
第二章 五六七の太陽神行は現代人になぜ必要なのでしょう 世界平和とあなたの幸福のために
 五六七の神行はすべての悪霊を清めます
 認識したい神向生活の重要性
 入信は救世救人のお手伝いをすることなのです
 祖霊殿をいただいているのは慈永堂だけ
 祖霊殿に世界中の霊をお招きしたい
 「あなたは救世救人の運命を背負っています」
 信仰に入る朝の不思議な体験
 ありがたい天龍神が体に宿る
 天照大神様から”大役”をいただく
 祖霊様はわかりやすいお経がお好き
 神行すれば必ず神様が守って下さいます
 いつでもどこでもできるお清霊
第三章 神行で幸福をつかむ 五六七の太陽神行であなたの人生を変えて下さい
 自然に清く正しい生活に変わる
 午前二時以降に遊んでいると危険
 旦那様が不倫生活を解消
 存在意義のない人間は一人もいない
 なぜ現代人は使命感を持たないのでしょう
 お清霊で自分の病気の個所が治せます
 ご先祖の死亡年齢にきた時なにかが起こる
 神様を冒瀆している現代医学
 認識したい”お米の重要性”
 お米をうんと食べない方は悪霊に狙われる
 現代だからこそ神向生活が重要なのです
第四章 目前に迫った大天変地異 人類は自分で自分の首を締めています。生き残る道は・・・
 西暦二〇〇〇年以前に大天変地異がやってきます
 なぜ”火の洗礼”を受けなければいけないのか
 チェルノブイリ原発事故は神様のご意思によって起きた
 ハイテク汚染の被害は拡大します
 先端技術の研究者がどうして自殺するのでしょう
 農薬による後遺症はこれから出てきます
 お子さんに体力のない理由
 化学薬品詰めの生活はとても危険です
 大気汚染で地球は冷えきっています
 生き残る道は”神向生活”しかありません
第五章 火の洗礼に耐える神行 世紀末の危機を乗り切れるのは五六七の神行だけです
 男富士の隆起がいよいよ始まった
 信者さんたちと全国の地震の鎮圧化に努力
 ”火の洗礼”に備え農作物を全国に植える
 ご神界でうかがった恐しい話
 これが”火の洗礼”のアウトライン
 ”火の洗礼”を乗り切れるのは五六七の太陽神行だけです
あとがき

イラスト:きーろ様(Twitter*@ki_ro_iroiro)

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